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こんにちは、あいおです。
このブログでは、ブログの収益化・資産運用についてまとめています。
今回は、このブログの内容からはそれてしまいすが「甲状腺の病気」について少しお話をします。
あいお
と言う疑問にお答えします。
先日、健康診断を受けた際に「甲状腺が腫れているから専門の病院で見てもらった方がいい」と言われました( ゚Д゚)
以前から喉に違和感があったので、即病院へ。
何科に行ったのか・どんな検査を受けて費用はどのくらいかかったのか?をまとめてみました。
甲状腺が腫れていると言われたら、何かを受診すべき?
「甲状腺外来」「内分泌外来」がある病院を探しましょう!
甲状腺が腫れている場合は、どんな検査をするの?費用はどのくらい?
あいお
1日目(初診) 血液検査+問診
・問診で色々聞かれる
・甲状腺の病気の説明
血液検査の項目は、下記の5項目でした。
「TSH」
「FT₃」
「FT₄」
「抗サイログロブリン抗体」
「抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体」
費用 3,870円
2日目(再診) 血液検査(追加)+超音波エコー
「TSH」「FT₃」「FT₄」はすぐに検査結果が出るようです。
「数値が高かったので」と先生から電話あり。
電話をいただいた、その日に検査結果を聞きに行ってきました。
▼検査結果
項目 | 正式名 | 基準値 | 結果 | 意味 |
FT3 | 遊離トリヨードサイロニン | 2.30~4.00 | 7.35↑ | 甲状腺ホルモンが過剰に出ている状態(亢進) |
FT4 | 遊離サイロキシン | 0.90~1.70 | 3.15↑ | 甲状腺ホルモンが過剰に出ている状態(亢進) |
TSH | 甲状腺刺激ホルモン | 0.50~5.00 | 0.01↓ |
・検査結果で、甲状腺ホルモンが過剰に出ている=バセドウ病の可能性あり。
(※バセドウ病か確実性をあげる為に、追加で血液検査をする事に)
・エコー検査で甲状腺の腫れを確認。
追加で調べた項目
「sIL-2Rレセプター」
「CRP」
「抗TSHレセプター抗体」→この項目の結果が大事らしいです。
費用 4,160円
3日目(再診) 検査結果
▼検査結果(初日+追加で調べた項目)
項目 | 正式名 | 基準値 | 結果 | 意味 |
TgAb | 抗サイログロブリン抗体 | ~28 | 211↑ | 橋本病で陽性になる場合が多い。 バセドウ病で陽性になる場合もある。 |
TPOAb | 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 | ~16 | 198↑ | 橋本病で陽性になる場合が多い。 バセドウ病で陽性になる場合もある。 |
TRAb | 抗TSHレセプター抗体 | ~1.0 | 1.0 | 異常なし。バセドウ病では90%異常が陽性を示す。 |
CRP | C反応性蛋白 | ~0.30 | 0.06 | 異常なし。 |
SIL-2R | 可溶性インターロイキン2レセプター | 157.0~474.0 | 873.0↑ | 悪性腫瘍マーカー。 基準値より高いが、2000を超える場合は注意。 |
・バセドウ病の人が陽性になる「抗TSHレセプター抗体」は正常。
(ただ、バセドウ病でも抗TSHレセプター抗体が陽性にならない場合もあるそうです。)
・「抗サイログロブリン抗体」「抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体」の数値が高いので、橋本病の可能性も?
「一過性で、徐々に数値が正常に戻る可能性もあるので、1か月後に再検査」
という、結果になりました。
費用 380円
私の症状は軽く、緊急性はなさそうなので。という事での対応です。
ストレス過多によって、症状が出てくる場合もあるので変だと思ったらすぐ来るようにと言われています。
1か月後(再診)血液検査
1か月後に、再度血液検査をしました。
調べた項目は、下記の3項目。
「TSH」
「FT₃」
「FT₄」
翌日の検査結果をみて、
数値が異常な場合は連絡をするとの事。
電話がない場合は、
都合のいい日に検査結果を聞きにくるようにとの事でした。
翌日、電話はありませんでした~(´・ω・`)ホッ
1週間後(再診) 検査結果
▼検査結果
項目 | 正式名 | 基準値 | 結果(前回) | 意味 |
FT3 | 遊離トリヨードサイロニン | 2.30~4.00 | 3.63(7.35↑) | 正常値。甲状腺ホルモンが過剰に出ている状態(亢進) |
FT4 | 遊離サイロキシン | 0.90~1.70 | 1.82↑(3.15↑) | 正常値に戻りつつある。甲状腺ホルモンが過剰に出ている状態(亢進) |
TSH | 甲状腺刺激ホルモン | 0.50~5.00 | 0.01↓(0.01↓) |
前回と同じ。 |
FT3とFT4は、予想通り正常値に戻ってきました。
TSHは、FT3とFT4の後付け(遅れてくる?)ので、FT3とFT4の数値が大事らしいです。
この検査結果から「亜急性甲状腺炎」の可能性がかなり高いという事になりました。
亜急性甲状腺炎は、
FT3とFT4の数値が正常値に戻る or 低くなって戻る or 低いまま のパターンがあり、
・正常値に戻る →治療なし。様子見。
・低くなって戻る →治療なし。様子見。
・低いまま →ホルモン治療(内服)
といったように、
FT3とFT4の数値が低いままだと、
少なくなっている、ホルモンを補うため薬を飲む
「ホルモン治療」が必要になるそうです。
とりあえず、また1ヵ月後の血液検査まちの状態です。
また、なにか分かったらお知らせします。
亜急性甲状腺炎について
亜急性甲状腺炎について、少し調べてみました。
日本内分泌学会より引用。
伊藤病院様より引用。
亜急性甲状腺炎とは
亜急性甲状腺炎は甲状腺の痛みや発熱を伴い、甲状腺に炎症が起こる病気
・「亜急性」の症状は「急性」より長く続くが、慢性的に続くわけでない。
・男性より女性に12倍程多く、30~40歳代の女性に多く発症する。
・感冒の後に続いて起こることがしばしばあり、ウイルス感染により生じる可能性がある。
・時間はかかるが自然に炎症はおさまり、甲状腺中毒症も治る。
・なりやすい体質があるので10-30年後に再発することもある。
原因
亜急性甲状腺炎の原因はまだ明らかになっていない。
風邪のような症状に続いて起こることが多く、発症にウイルスが関与しているのではないかと考えられてるが、結論はでていない。
症状
亜急性甲状腺炎の症状は、炎症が強いときに一時的に現れますが自然に改善する。。
・症状は炎症による症状と甲状腺ホルモン高値(甲状腺中毒症)による症状がある。
・炎症により、発熱と痛みを伴う甲状腺の腫れがおきる。
・甲状腺ホルモンが過剰のため、全身倦怠感、動悸、多汗などの症状がおきる。
-
検査
- 以下の検査と症状から診断。
- (1)血液検査
- ・炎症の指標であるCRPが高値となります。
・甲状腺の細胞が壊れるので、血液中の甲状腺ホルモンやサイログロブリンの値が高くなります。
- (2)超音波検査
・甲状腺の腫れや炎症性変化を認めます。
- (3)アイソトープ(放射性ヨウ素)検査
・甲状腺ホルモンが高くなる他の病気と区別が必要なときに行います。
治療
自然に軽快する病気。
しかし、発熱や痛みが強いときやホルモン高値のため頻脈があるようなときは、症状に対して薬を服用する。
・発熱・痛みに対して副腎皮質ホルモンか非ステロイド性抗炎症薬を症状の程度で選択し。
副腎皮質ホルモンは症状に合わせて通常2~3ヶ月間で徐々に薬の量を減らす。
・頻脈に対して症状がある場合は脈を抑える薬を併用することもある。
ほとんどの方が2~3ヶ月で症状が消失し、甲状腺ホルモン値も正常化する。
しかし、一部には甲状腺機能が低下したままになり、甲状腺ホルモン薬を内服しなければならない方もいる。
再発は稀ですが10年以上経って起こることがある。
甲状腺の病気の際に調べる 血液検査の項目・意味
今回調べた項目がどんな意味があるのか調べてみました。
1日目に調べた項目。
項目 | 正式名 | 説明 | |
内分泌学的検査 | FT3 | 遊離トリヨードサイロニン | 甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン。新陳代謝を盛んにする発達・成長に不可欠なホルモン。(ヨウ素を3つ持っているものがFT3) |
内分泌学的検査 | FT4 | 遊離サイロキシン | 上記と同じ。(ヨウ素を4つ持っているものがFT4) |
内分泌学的検査 | TSH | 甲状腺刺激ホルモン | 脳下垂体から分泌。甲状腺ホルモンの分泌を促すホルモン。 |
免疫学的検査 | TgAb | 抗サイログロブリン抗体 | 蛋白質に対する自己抗体。 橋本病で陽性になる事が多い。バセドウ病でも陽性となる事がある。 |
免疫学的検査 | TPOAb | 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 | 酵素に対する自己抗体。 橋本病で陽性になる事が多い。バセドウ病でも陽性となる事がある。橋本病の診断の指標に用いられる。 |
2日目に調べた項目。
項目 | 正式名 | 説明 | |
免疫学的検査 | TRAb | 抗TSHレセプター抗体 | 甲状腺を刺激する自己抗体。 バセドウ病では90%以上が陽性を示す。 |
免疫学的検査 | CRP | C反応性蛋白 | 体内で炎症が起きている時に、血中に現る蛋白質。炎症の程度などを知るための指標。 |
免疫学的検査 | SIL-2R | 可溶性インターロイキン2レセプター | 悪性リンパ種の腫瘍マーカー |
どんな検査をしたかは、病院で渡される「医療費明細書」に記載されていると思いますので、
気になる方は調べてみて下さいね。
最後までありがとうございました。